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建物のはなし
2017.07.25

根強い人気の平屋、メリットや魅力は?

630420 1706-3A_10161016827.jpg平屋には「昔の家」というイメージがあるかもしれません。しかし、現代でも平屋を建てる人が多いことをご存じですか? 古風な造りを楽しむことも、今風のデザインを取り入れることもできる平屋は、実はデザイン性が高い建築様式です。さらに近年、コンパクトで無駄のない設計やメンテナンスの手軽さなど、その機能性も注目されています。今回は、平屋のメリットや魅力に迫ります。

平屋の特徴

平屋は、ひと言でいえば「一階建ての住宅」。細長い一軒家を連想する人も多いでしょうが、設計の自由度は高く、中庭を設ける、ロフトを設置してする、吹き抜けを取り入れて開放感を強調するなど、建築方法は多様です。つまり、平屋の特徴は、「一階建て」であるという一点であり、そのほかの決まりや概念はないのです。

平屋には面積が必要?

ある程度の敷地面積が必要、というイメージもありますが、必要な機能をコンパクトに詰め込みやすい平屋は、必ずしも広さが求められるわけではありません。特に、世帯人数が減っている現代において、部屋数や収納スペースは減少傾向です。まずは設計士や工務店などに相談してみることをおすすめします。条件に合わせた提案をしてもらえるでしょう。

こんなにある!平屋のメリット

人気の平屋には多くのメリットがあります。順番にご紹介します。

  1. 家族の顔が見えやすい
    リビングが核になる間取りが多く、自然とコミュニケーションがとれる構造になっています。また、家の隅々まで目が届きやすいのも特徴のひとつです。
  2. 広々とした雰囲気が手に入る
    2階がない分、天井を高くしたり、大きく広い窓を複数設けたりすることができます。ワンフロアという機能性はマンションでも実現可能ですが、採光面でいうと平屋はより自由度を高められます。大きい窓を増やせば、自然光がたっぷりと降り注ぐ明るい家庭に。さらに、マンションでは難しい縁側やウッドデッキで庭とのアプローチを強めれば、開放感がぐんとアップします。
  3. 移動が楽
    階段がないので段差そのものが少なく、移動がスムーズです。段差の少なさはケガや事故の予防にもつながりますし、子育て中はもちろん、高齢になり健康に不安を感じるようになっても安心です。ただし、移動がスムーズな分、子どもがお風呂場や玄関にも行きやすい構造ともいえます。小さい子どもがいる場合は、お風呂場での水の事故や、玄関の段差による転倒に注意しましょう。
  4. 台風や地震に強い
    地震の揺れは高層ほど大きくなります。平屋は2階・3階がない分、揺れには強い構造です。また、台風や強風などの影響も高さがあるほうが受けやすいので、おおむね災害に強い造りといえるでしょう。
  5. 光熱費が抑えられる
    リビングがベースの生活になるため、冷暖房費用や電気代を抑えやすくなります。具体的には、各部屋でエアコンを使用したとしても、1階部分に部屋が集中しているので冷暖房効率がよく、各部屋の温度差が少ないということです。急激な温度差は血圧を急変動させ、場合によっては脳出血や心筋梗塞などによる突然死を引き起こすおそれもあります。これを「ヒートショック」といいますが、各部屋の温度差を抑えられると、このヒートショックの予防にもなるでしょう。

ほかにも、造りがシンプルなため日々の家事や掃除、そして住宅全体のメンテナンスが楽、という利点もあります。

平屋のデメリットは?

平屋の良いところをご紹介しましたが、注意点もあります。例えば、開放感を得られる大きな窓は、防犯面から見ると不安を感じることも。外部から侵入される危険性も増すので、防犯対策はしっかりと行いましょう。また、水害に弱いという側面もあります。浸水や洪水のときなど、2階に避難することができません。大雨の際は早めの避難をして、万が一の事態に備えたいです。

プライバシーの確保は難しい場合も

プライバシーを重視する家庭の場合も注意が必要です。個室を造ることはできても、部屋の出入りは隠せませんし、音漏れも完全には防げないでしょう。また、想定外に家族が増えた場合は平屋のままでの対応が難しくなるかもしれません。もちろん2階を増築することはできますが、平屋のメリットはなくなります。

収納スペースの心配は?

収納スペースの不足を心配する声もあるようですが、階段がない分を収納にあてる、廊下を減らして空間を有効活用するなどの対策があります。ロフトや床下収納を採用するのも効果的です。工夫次第で十分に収納は確保できるので、収納スペースについては心配しすぎなくてもよいでしょう。

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平屋の間取り

シンプルな造りの平屋は、自然に機能的になるといわれています。近年は老齢期にわざわざ家を減築する人が多いので、長期的に見ても合理的な造りといえます。しかしワンフロアに生活空間が集中するので、気をつけたい点もあるようです。平屋を建設する場合は、どのような設計にするのがよいのでしょうか?

重視したい家事動線

毎朝家の中で渋滞が発生......そんな事態は避けたいですね。家族間の移動だけではなく、一人ひとりの動線も意識しましょう。例えば料理、洗濯、掃除など、家事をこなすときの経路はスムーズに動けるよう十分に確保を。平屋の場合の効率的な家事動線は、出入り口が二方向にあるとよいとされています。入口兼出口が一方のみの造りではなく、両方向から自由に行き来できる。さらに言えば、ぐるっと回れる造りだと、フレキシブルに出入りができるので理想的です。

水回りは寝室と離す

1階にすべての部屋が入るので水回りの音が響くのも覚えておきたい注意点です。就寝時に水の音がすると気になるもの。バスルームやトイレの音が漏れ聞こえないように、水回りと寝室を離し、廊下や壁で音漏れを防止していきましょう。

客間の位置に注意

玄関からスッとリビングに入ることができると、家族にとっては移動が楽です。しかし、リビングを通ることを最優先にしてしまうと、お客様が必ずリビングや台所を通る造りになってしまうことがあります。お客様に生活の場は見せたくない、ということもあるでしょう。玄関から直結できる応接スペースを造ったり、リビングとキッチンを仕切るようにしたりしておくとよいでしょう。同じ理由で、トイレの位置にも要注意。場所によっては、お客様に家の中を全て見られてしまう可能性があるので、あまり奥まった位置にしないのもポイントです。

光を意識的に取り入れよう

家の中心部や奥は日差しが入りにくいことが。日光が届かないと夏は涼しいというメリットもありますが、やはり採光は大切です。中庭や吹き抜け、天窓などで工夫するとよいでしょう。

平屋の建築費は高い?平均?

費用は、ケースごとに異なるので一概にはいえませんが、同じ規模ならば2階建てにするのとそう変わらないようです。しかし、平屋の場合は通常の2階建てよりもコンパクトな造りになることが多いので、費用が抑えられることも多いです。

もちろん、規模を大きくすれば施工費用は大きくなります。容量は2階、3階建てのマイホームと同じだとしても、基礎部分は平屋のほうが多くなります。基礎工事に限っていえば、平屋の方が割高になりやすいです。また、意匠やデザインに凝ることで高額になる懸念もあります。一概に平屋だから高い、安いと考えるのではなく、事前に見積もりをとりつつ、予算に見合った間取りやデザインを決めていきましょう。

平屋はこれからのトレンドになる可能性も

少子高齢社会の日本に合った住宅といえる平屋。今はまだ平屋という選択は少数派かもしれませんが、今後は人気が上昇するのではないでしょうか? レトロなものはもちろん、おしゃれで近代的な平屋も今後は増えそうですね。興味のある人は、家族で積極的に話し合ってみてはいかがでしょうか。

参考:

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