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初めての戸建て住宅購入
2018.06.04

まかせて安心?家を建てるとき、安心できる業者を選ぶには①

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戸建住宅を持とうと思ったとき、注文住宅にせよ、分譲住宅にせよ「施工は大丈夫なの?」ということが、気になるのではないでしょうか?
テレビや雑誌では未だに「欠陥住宅」が話題に上がり、ネットには悲惨な現場が、被害者?として施主自身の手でアップされています。
家の引渡しの時、見える部分は自分で確認すればまだチェックできますが、見えない部分まではチェックできません。

知らないうちに手抜き工事をされていたら嫌だし、きちんと施工してくれているのか、どうすれば確認できるでしょうか。
毎日工事現場に行けばわかるでしょうか?どんな施工が良くて、どんなやり方がダメなのか、素人が見てもきっと判別できないでしょう。
例えば、住んで10年、瑕疵保険が切れた頃に、壁にカビが生えたり、床が下がってきたり、基礎に大きなひび割れが出来たり。
そんなのは嫌ですよね。

近所の工務店は安心できるもの?

昔から知っている工務店さんだから安心!
何かあればすぐに駆けつけてくれるので、大丈夫!
ある意味正しいかも知れませんが、本当にそうでしょうか。
ご近所さんだと逆に気にして、言いたいことも言えなくなってしまいませんか?

場合によっては、ご近所の方から「クレーマー」って陰口を叩かれたりするのが心配ではありませんか?
そう考えて、ハウスメーカーに頼む方が無難だろうと、割高になっても安心感を購入する方も、きっと少なくはないでしょう。

でも、大手ハウスメーカーでは値段が高い分、それなりに期待度が上がってしまいます。
完璧に出来て当たり前。出来なければ期待はずれということになってしまうでしょう。
期待はずれになった場合の落差が大きい為、大手でも紛争に繋がる可能性は十分あるのです。

施主を守る制度とは

実際のところ、以前、住宅トラブルが社会問題化し、「住宅品質確保法」、「住宅瑕疵担保履行法」が施行され瑕疵保険制度も始まりました。
同時に、紛争の迅速・適正な解決の為に「(財)住宅リフォーム・紛争処理支援センター」が作られました。

支援センターは、消費者保護の為の住宅相談、住宅紛争処理への支援等の幅広い業務を行っています。
何より、消費者支援の為の機関ですので、建築素人の施主にとっては強い味方になるはず。

安心のために、そのような制度があることも知っておくと良いでしょう。
実際に「住宅紛争処理支援センター」にどのくらいの案件が申請されているのか調べてみると、2008年度では33件。

それが、2017年度には154件になり、10年間で約3倍の紛争処理案件が発生しています。
このように、紛争案件は年々増えているのが現状と思われますが、出来ることなら紛争など無いに越したことはありません。

適切な施工をしてくれそうな業者かどうか判断するには

私は長年、住宅の工事監督をしてきました。
工事監督の仕事の一つは、設計図面に沿ってきちんとした住宅を作り上げること。
しかし、工事監督の仕事はそれだけではありません。

工事監督は工事の現場において、適用になる法律を遵守しながら、工程に沿って迅速に、尚且つ安全に現場を進めるよう、現場で働く多くの人々を調整しながら、工事を進める必要があります。

実際のところ、お役所とのやり取りが絡むことも多く、工事監督の業務は多岐に渡り、非常にわかりにくい部分も多数ありますが、工事監督がちゃんとしていないと、ちゃんとした現場にならないのも事実です。

素人の方でもわかりやすいような、特に大切なチェック5つの項目をピックアップしてみました。

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Check1.

契約書に添付されている図面だけではなく、製本した工事図面一式が施工業者さんから貰えますか?また、その会社は竣工図を作成していますか?     

住宅を作るのには、契約書に添付されている平面図、立面図等だけでなく、たくさんの図面が必要です。
この図面を施行業者から一式受け取れるかは重要です。
中にはいくつかの図面の作成を省略している業者もあるかもしれませんから。
請負契約をするときに、設計料もその中に含まれているはずです。
堂々と図面をくださいと要求してください。

配置図、各階平面図、2 面以上の立面図、断面図(矩計図)、基礎伏図、各階床伏図、小屋伏図

このくらいは貰うようにしましょう。
これに、普通の木造住宅では作成義務はありませんが「構造計算書」があれば十分でしょう。

また、工事が終了しないとありませんが「竣工図」という図面があります。
設計図面には全ての事を網羅することは出来ませんし、施工の際に小さな変更もあるでしょう。
正しい記録を残すには、現場の進行に合わせて、不足していた部分や新たに発生した部分を図面に書き加えていくことが必要です。
これを「竣工図」と言います。

わざわざ竣工図として図面を作り直さなくとも、現場監督が元の図面に手書きで色々と書き加えても構いません。
正しい記録を残すことが目的ですから。
逆に、「竣工図」が無い会社は、現場と図面が合っていない場合もありますが、それでは後々リフォームなどをする時にも困るでしょう。

ぜひ、竣工図の有無もお聞きしてください。

Check2.

工事の途中で、大まかな作業工程で現場確認や説明を受けることがありますか?

現場作業では、それ以上工事を進めてしまっては、状況を確認したり、後戻りの手直しが出来ない部分が多数あります。
また、図面に表し切れない部分などを施主に確認してもらうこともあります。
きちんとした業者は、その必要なタイミングで施主に説明し、確認を取った上で工事を進めます。
確かに聞かれないのに説明するのは義務ではありませんが、説明をすることで、施主は安心することが出来ます。
また、監督も説明しなかったことによる余計なトラブルを抱えなくても済むからです。

疑問な点があったら、遠慮することなく現場監督に聞きましょう。

Check3.

打合せした内容や確認した内容の記録を取っているか?記録を貰えますか?

これは特に重要です。
営業段階でも工事段階でも、打ち合わせた内容や確認した内容は記録をとってもらうようにしましょう。
特に設計段階での打ち合わせは重要になりますし、営業担当の口約束などトラブルになりがちです。

きちんとした業者は、2枚複写の用紙を使ってその日打ち合わせた内容を記載し、監督と施主双方のサインを入れて、一枚づつ記録を所持するようにしています。
これがあれば、後で「言った言わない」のトラブルになることはありませんから。
安易に「わかりました」を連発する営業マンや工事監督は要注意です。
トラブルを避けるためにも、記録を残すようにしましょう。

例えば、追加工事です。
施主が現場で「ここに棚を付けて」と依頼したとします。
監督は「わかりました」と答えます。
完成してみれば棚が付いていなかったというのはありがちで、依頼した証拠が無いと泣き寝入りになってしまいます。
また、棚が付いて、代金がその分追加で請求されますが、「タダで付けて貰えると思っていた」という施主の思いと、「追加だからお金がかかって当たり前」という施行業者の思いとがちぐはぐになり、トラブルになるケースもあります。

記録を残す場合も、「○○を追加する」だけでなく、「□□製の○○を△△円で追加する」とか「□□製の○○を無料で追加する」とするように、後々困らないように出来るだけ詳しく記録することも大切です。

Check4.

現場はいつも足場のシートがきちんと張られ、周辺は片付けられていますか?

現場は施行会社の鏡です。
足場にシートを張る意味を理解していない工事監督はいないと思いますが、たまにシートを貼っていない現場を見受けます。
例えば、屋根の施工中に、職人さんの手が滑って瓦が落下したとします。
その時、下の道をたまたま歩いていた人に当たったらどうなるでしょう?
でも、シートが貼られていれば、落下物は現場の敷地内に落ちただけでおさまるでしょう。安全は現場作業員だけでなく、現場の周辺にいる全ての人に対して行なうべきです。
そんな大切なことが中途半端な建設会社はちょっと、と思います。

同様に、現場周辺の片付けは非常に重要です。
作業を円滑に進めるためにも片付けは重要ですが、何より散らばった現場は汚いだけでなく、危険がいっぱいです。
万一、あなたの家の現場で事故が起こったら、あなたはどう思いますか?
現場で職人さんの血が流れたら、あなたはどう感じるでしょう。

安全は施行会社や職人さんの為でもありますが、施主の為でもあるのです。
綺麗な現場の建設会社に依頼すれば、そのような心配は非常に少なくなると思います。

Check5.

工事車両の車内は整理されているか。駐車状況は良いか。

なかなか確認できないところもありますが、図面どおり工事すればいいというだけではなく、工事に対して、工事関係者に対して、近隣の方に対して配慮が出来るか、出来ているかというところが品質の良否に繋がるのではないでしょうか。

一事が万事。
工事車両の車内がぐちゃぐちゃだと、とてもきちんとした施工が出来るとは思えません。

また、ご近所から、「お宅の工事をやっている業者さんが、勝手にうちの家のまん前にトラックを停めて困ったのよね。」とか言われたくないでしょう。

周囲に配慮が出来ない業者は、建物の中でも配慮が出来ないと思います。
細かい配慮が出来る業者を選択するのが良いと思います。

今回は、外からでもわかりやすいチェック項目を5つピックアップしてみました。

建設会社の決定は、契約が終わり、工事が始まってからでは間に合いません。
依頼しようとしている建設会社がどのようにやっているのか、現物の書類を見せてもらったり、実際の現場を見せてもらったりして、自分で確認するようにするのが良いと思います。

建設会社は工事が始まってからでは変更が出来ません。
住宅の価格も大切ですが、もっと大切なことが沢山あります。
よく考えて、よく調べて決めるようにしましょう。

次はもっと具体的に、業者をチェックする方法をお話しましょう。

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