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家族とつながる家づくり

建物のはなし
2018.07.10

これからの家づくりを考える。人にも地球にもやさしい「サスティナブル住宅」とは?

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欧米先進国における住居の耐用年数が60~80年と長寿命なのに比べて、日本の住居は平均30年ととても短命なことをご存じですか? 
建てては壊す、スクラップ&ビルドを繰り返す日本の住文化。
その背景には、住宅の資産価値に関する強い影響があるのではないでしょうか。

長く住み続けられる家づくりを意識することで、環境を損なわないメリットはもちろん、住む人にもやさしい家づくりをかなえてくれます。
今回は、人にも地球にもやさしいサスティナブル住宅について考えてみましょう。

サスティナブル住宅ってなに?

「持続可能な」という意味を持つサスティナブル。
環境サミットの原点でもあるリオ宣言以降、地球環境に配慮した経済活動を指す言葉としてサスティナブルという言葉が使われるようになりました。

サスティナブル住宅とは、いつまでも暮らしやすく次世代の子どもたちに受け継いでいくことを考えた、長寿命な住まいのこと。
地球温暖化の原因になる石油エネルギーを使用することなく、太陽熱や風力など、自然のクリーンエネルギーを生かした住まいづくりを行います。

また、木々の成長と再生のサイクルを考えた住まいでもあるため、解体した古民家などのリサイクル材の有効利用にもつながります。
さらに、家を長持ちさせるだけでなく、解体時は廃棄物を減らし、建材の再利用ができる家づくりへの配慮もサスティナブル住宅の特徴です。

地球環境に配慮した住まいでありながら、人がいつまでも快適に暮らせるサスティナブル住宅。
今後の家づくりでは、持続可能なサスティナブル住宅の考え方がより強く求められることでしょう。

サスティナブルな家づくりを意識する

サスティナブル住宅では、構造や間取り・設備・使用する建材など、いたるところに人と地球にやさしい家づくりが考えられています。

頑丈さと快適さを備えた構造・性能

構造で重要なポイントは頑丈さ。
適材適所の素材が使用され、頑丈な骨組みが組まれていることが前提です。
木造住宅の場合、構造による頑丈な家づくりだけでなく、増改築などのリフォームがしやすいメリットもあるため、建て直さず住み継いでいくことができます。

性能のポイントは快適さ。
高断熱住宅の性能を備えた家は、窓など空気の出入り口の工夫によって外気の影響を受けにくいため、快適な室温を保つことができます。
また、毎日を快適な室内で過ごせることで、冷暖房に頼りきった生活を送ることがなくなり、光熱費の削減にもつながります。

次世代に受け継ぎやすい間取り

デザイン性を重視し過ぎた間取りは、次世代に受け継ぎにくいとされています。
そのため、持続可能な家づくりを意識したサスティナブル住宅では、シンプルで可変性のある間取りが重視されます。
例えばシンプルな間取りの場合、障子やふすまなどの建具で空間を仕切ることで季節や家族構成に適応した暮らしができます。

また、骨組みにあたる躯体(くたい)や基礎などの構造部分と、内装や設備などを分離して設計する「スケルトン・インフィル住宅」なら、後から間取りを自由に変えられるメリットが。
間取りの観点からも、次世代につながる家づくりの追求が続けられています。

味わいを増す自然素材を用いた建材

長寿命住宅に欠かせないのが自然素材
安心・安全を最優先し、無添加の自然資材を利用することで、完全性が守られた家づくりができます。
自然素材は時間がたつほどその味わいが増していくため、深みを増した自然素材の風合いを感じながら豊かな生活を送ることができるでしょう。

また、無垢材の床や漆喰(しっくい)塗りの壁などは、日々の生活を営みながらメンテナンスできるメリットも。
自然素材の魅力をより深く味わいながら、その価値を保てます。

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環境にやさしい自然エネルギーを利用した暮らし

住まいだけでなく環境にも配慮しているサスティナブル住宅。
「環境にやさしい自然エネルギーを利用した生活」に対して注目が集まっていますが、一体どのような暮らし方なのでしょうか。

光や風を採り入れた快適な暮らし

私たちの生活に欠かせないエネルギーといえば、電気やガス。
サスティナブル住宅では、電気やガスに加えて光と風などの自然エネルギーを暮らしに取り入れることで、エネルギー消費の抑制につなげます。

例えば、光の利用には落葉樹を南に配置するのがおすすめです。
落葉樹は春から夏に葉が茂り、秋から冬にかけて葉が落ちるため、夏は太陽の日差しを遮り、冬は室内に光を取り込むことができます。
また、夏の日射が屋根に与える熱を利用した太陽光発電や太陽熱温水器を設置すれば、消費エネルギーを抑えられます。

風の利用では、南側に植栽を設置することで、夏は涼風を建物に送り、暑さを和らげる効果も期待できます。
北側の常緑樹は冬の寒い北風を防ぐ効果もあります。

その他、雨水や地熱などの自然エネルギーを活用することで、より環境に配慮した生活ができるだけでなく、光熱費削減にもつながります。

省エネ・創エネ・蓄エネで地球にも家計にもやさしい暮らし

エネルギーの有効活用に注目が集まってからというもの、さまざまな設備を組み合わせ、賢くエネルギーを利用することができるようになりました。

外壁や屋根の断熱性能を考えることはもちろん、断熱ドアや複層ガラス断熱サッシなどの部材を採用したり、深夜電力を活用したりすることで、「省エネ」を意識した家づくりができます。
また、太陽光発電や給湯・床暖房に太陽熱を利用することで、自然エネルギーをうまく活用した「創エネ」な暮らしができます。

省エネと創エネによって、年間の一次エネルギー消費量の収支をゼロにすることを目標としたZEH(Net Zero Energy House)と呼ばれる住宅も注目を浴びています。
また、蓄電池などに代表されるように、エネルギーをためておき、必要に応じて取り出して利用する「蓄エネ」の考え方もぜひ取り入れたいところです。

「走る蓄電池」ともいわれる電気自動車ですが、電気をエネルギー源としているため、太陽光発電などでつくった電気を利用することができます。
それだけでなく、太陽光発電などでつくった電気を電気自動車にためておけるため、その電気を家庭内で使用することも可能です。

エネルギーをつくる「創エネ」、ためる「蓄エネ」、賢く使う「省エネ」は、サスティナブル住宅におけるエネルギー利用の重要な考え方といえるでしょう。

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地元とのつながりを感じられる住まい

できるだけ地場の木材、国産の木材を使うという観点も、サスティナブル住宅の考え方のひとつ。
日本の林業を支えることで環境保護にもつながります。

地域で育った木材を使い、地域で採用されている木造建築技術を活用する点にも注目したいところです。
地域の気候・風土に合った家づくり、街づくりができるだけでなく、伝統的な住まいの文化継承にも貢献します。
国産材を地元で消費することによって、産業活動が活発になり、地域経済の活性化にも発展するでしょう。

サスティナブル住宅では、環境に配慮した住まいで快適に暮らせるのはもちろんのこと、いつまでも地元とのつながりを感じながら暮らせるメリットもあります。

日本の住文化を継承していくことにも結びつく

サスティナブル住宅には、実にたくさんのメリットを私たちにもたらしてくれます。
人が快適に過ごせる家づくりができるのはもちろんのこと、地球と家計にやさしい暮らしをサポート。
さらに、家が長寿命化することで、日本の住文化を継承していくことにも結びつきます。
環境を損なわず、限られた資源を有効活用しながら住むことのできるサスティナブル住宅。
未来に向けた家づくりの意義として、意識してみてはいかがでしょうか。

<参考記事>

知りたかった家づくりQ&A55 42.サスティナブル住宅って?|エアサイクル
新日本建設のサステナブル住宅|新日本建設株式会社
LOHASハウス(ロハス住宅)・エコハウス|LOHASマーケットINDEX
「サステナブル」な住まいとは?|houzz
サステナブル建築への取り組み|Kenroku Costumbuilt
日本の家は寿命が短い!?良いモノをケアしながら長く住むという欧米にみる現代の住まいの考え方|オスカーホーム
平成29年度サステナブル建築物等先導事業(気候風土適応型)|KENCHIKU
間取りの可変性が魅力のスケルトン・インフィル住宅|人と住まいのコラム

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